QUAD より

QUAD

舞台映像|2022年10月

会場:北千住 BUoY

自分で実践してみて気づいたことだが、QUADにはマゾヒスティックな快があると思う。みずからの個人性をどこまで失えるかという自己破壊のゲームのようだからだ。どこでも適用可能な規則は単純かつ厳密で、どんな人間もQUADでは一単位とみなされる。私たちの個性や主観をQUADは顧みない。しかし、それらはどうしようもなく捨てがたい。ゲームの規則に従う駒への還元と、歩を運ぶ身体の固有性のあいだで揺らぐ。そういう世界がもしアクチュアルで普遍性をもつとすれば、人間的に生きるとは何なのか……そんな個人的な直感から、QUADとともにその無限定の密室的な世界を表そうと考えた。

原作
サミュエル・ベケット
演出
カゲヤマ気象台
出演
キヨスヨネスク立蔵葉子(青年団、梨茄子)畠山峻(円盤に乗る派、People太)日和下駄(円盤に乗る派)
音楽
灰街令
映像
小手川将
照明
植村真
音響
増田義基
Special Thanks
齊藤颯人菅芳晃髙山花子小田巻郁也